スムトクスムトク賃貸の疑問を解く部屋探しガイド
スムトク 部屋探しガイド›部屋探しの基礎›賃貸の結露対策
GUIDE / 部屋探しの基礎

賃貸の結露対策
手入れと管理会社への相談

公開日:2026年10月18日 更新日:2026年10月18日 スムトク編集部(宅地建物取引士)
結露した窓の下枠を柔らかい布で拭き取る手元

賃貸で結露が出始めたら、換気設備の使い方を確認し、水分の拭き取りと記録を並行します。設備の異常やカビ、被害の広がりがある場合は、その時点で管理会社へ連絡します。この記事の範囲は入居後の予防・手入れ・相談で、結露原因の診断は扱いません。

この記事の結論
結論

設備の確認、手入れ、記録を並行して進めます。結露を繰り返す場合やカビを見つけた場合は、写真と経過を添えて点検を相談します。

手入れの条件

換気設備は取扱説明書や管理会社の案内に沿って使います。家具と壁の隙間や清掃方法も、設備・家具・内装材の使用条件を確認して決めます。

費用の考え方

結露やカビがあるだけで、退去費用の負担は決まりません。発生経緯や手入れ・連絡の履歴、点検結果と契約内容を確認します。

01結露が出たら、換気設備の何を確認する?

壁の給気口と換気スイッチの位置を確認する室内の一角
最初に確かめるのは、備え付けの換気設備の使い方です。操作が不明な場合は設定をむやみに変えず、説明書を確認するか管理会社へ尋ねます。

取扱説明書と管理会社の案内で操作を確認する

入居時の資料から、換気設備の取扱説明書と使用上の案内を探します。どのスイッチがどの設備に対応し、普段はどう運転するかを確認します。

運転モードや給気口の開閉方法は、設備に合わせて確かめます。説明書が見当たらない場合は、設備の型番やスイッチの写真を添えて管理会社へ問い合わせます。

給気口を家具や荷物で塞いでいないか見る

給気口の前に収納家具や段ボールがないか見ます。荷物で塞いでいる場合は、安全に動かせる物を移し、給気口の前を空けます。

給気口やフィルターの手入れも、説明書で方法を確認します。外し方が分からない部品は無理に外さず、借主が清掃できる範囲を管理会社へ尋ねます。

分からないスイッチや作動の異常を問い合わせる

操作しても動いているか分からない場合は、操作した日時と内容を伝えます。「表示は点灯したが運転音がしない」など、確認できた状態を具体的に書きます。

入居直後から設備が作動しない場合も、その時点で連絡します。設備表との照合や伝え方は、入居直後の設備故障への対応で確認できます。

02家具と壁の隙間は、どう見直す?

収納家具の背面と壁の間を確認できるようにした配置
家具と壁の間は、一律の寸法で決めません。設備や家具の使用条件を確認し、給気口を塞がず、湿りの確認と手入れができる配置にします。

家具の裏や壁際に湿り・変色がないか確認する

窓に水滴が出たら、近くの家具の裏や壁際も見られる範囲で確認します。壁紙の変色や家具の背面の湿りを見つけたら、場所が分かる写真を残します。

重い家具や転倒防止器具のある家具は、無理に動かさないようにします。見えない範囲があることも伝え、点検時にどう確認するか管理会社へ尋ねます。

湿りを見つけても、家具の置き方が原因だとは決めつけません。動かせる家具は移動前の位置関係も撮り、壁の状態と一緒に管理会社へ伝えます。

給気口を塞がず、確認や手入れができる配置にする

家具を置き直すときは、給気口の位置と窓への通路を確かめます。壁際が見えるか、水分を拭き取るために手が届くかも確認して配置を決めます。

家具の説明書に壁から離す条件があれば、その内容を確認します。条件を守ると給気口を塞いでしまう場合は、別の置き場所を検討し、難しければ配置図を添えて相談します。

配置を変えただけでは、結露の原因や対策の効果は確定できません。移動後も同じ場所が湿る場合は、その状態を点検時に伝えます。

03結露やカビを見つけたら、何をして残す?

水滴の付いた窓の下枠と拭き取り用の布を並べた様子
手入れと記録は並行します。写真をそろえるために水分を放置せず、素材に合う方法で拭き取ります。カビや傷みがあれば、清掃で済むと判断せず管理会社へ知らせます。

素材に合う方法を確認して水分を拭き取る

窓枠や壁紙は、素材によって使える道具や清掃方法が異なります。取扱説明書や管理会社の案内を確認し、適した布などで水分を拭き取ります。

カビや変色がある場所に、自己判断で薬剤を広く使わないようにします。素材が分からない場合や表面が傷んでいる場合は、写真を送り手入れ方法を尋ねます。

場所・日時・繰り返しの有無を写真とメモに残す

写真には、部屋のどの場所か分かる周囲も入れます。水滴や変色の部分を近くから撮った写真と組み合わせ、撮影日時と初めて気づいた日をメモにします。

記録すること書き方の例
場所と状態寝室の窓の下に毎朝水滴がたまる。下枠まで湿っている。
繰り返しの有無拭いたあとも翌朝に水滴があり、同じ壁の変色が続く。
実施した対応換気方法を確認し、給気口の前の荷物を移動した。
対応後の状態窓の水分は拭き取れたが、壁際の湿りは変わらない。

表の文例は、実際に確認した内容に置き換えます。以前の写真も一緒に保管し、入居時の状態との比較には入居時の傷の記録を活用します。

換気や配置を変えた内容と、その後の状態を記録する

対応のメモには実施日を添え、「給気口の前の棚を移動した」など変更点を書きます。換気設備の設定を変えた場合は、変更前後の運転モードも残します。

経過の写真は、窓枠や家具の位置を目印に同じ場所を撮ります。湿る範囲が広がったか、水滴が再び出たかを、前の写真と比べてメモに加えます。

04管理会社には、いつ何を伝えればよい?

窓際で撮影した状態を管理会社へ伝えるための連絡用端末
結露を繰り返す場合や、カビ・設備の異常を見つけた場合は相談します。湿りや変色が広がる場合も、換気や配置変更の結果を待たず連絡します。

手入れ後も繰り返す場合や設備の異常を相談する

壁が湿る、拭いても水分がたまる場合は、見た状態をそのまま伝えます。結露なのか水漏れなのかなど、自分で原因を突き止めてから連絡する必要はありません。

民法では、借りている物に修繕が必要なときは、貸主への遅滞のない通知を求めています。貸主が既に知っている場合は除かれます。

契約書や入居時の案内で、貸主または指定された管理会社の連絡先を確認します。設備が動かない場合や被害が広がる場合は、写真がそろう前でも状況を知らせます。

発生状況と実施した手入れをまとめて伝える

連絡には、物件名・部屋番号と、発生場所・気づいた日を添えます。実施した手入れ、その後の変化、確認してほしい設備を短くまとめます。

相談文例:「○○物件の○号室です。○月○日から寝室の窓枠が湿っています。案内に沿って換気し、水分を拭いても翌朝に再発します。写真をご確認のうえ、点検の要否と当面の手入れ方法をご案内ください」。実際の状態と対応に合わせて書き換えます。

建物・設備の確認と、その間の対応方法を尋ねる

点検が必要かに加え、点検までに続ける手入れと避ける作業を尋ねます。訪問する場合は、立会いの要否と、家具の周囲をどこまで空けるかも確認します。

返答や訪問予定は、写真と一緒に保管します。電話で指示を受けた場合は日時・担当者名・内容をメモし、聞き取れなかった点はその場で確認します。

05結露やカビがあると、退去費用は借主負担になる?

契約書類と発生状況の記録を照合するために並べた机上
結露やカビが発生した事実だけでは、費用負担は決まりません。通常損耗と手入れ不足による損傷を区別し、発生経緯と契約内容を確認します。

発生した事実だけでは負担を決められない

国土交通省のガイドラインでは、経年変化や通常の使用による損耗は貸主負担が原則です。借主の不注意や手入れ不足などによる損傷とは区別しています。

負担の確認では、契約書の原状回復に関する条項と特約を読みます。特約を理由に請求された場合は、該当する条項と今回の損傷に適用する理由を尋ねます。

放置による拡大と通常損耗を分けて考える

ガイドラインは、結露を知らせず、拭き取りなども怠って壁を腐食させた例を挙げています。こうした場合は、通常損耗を超える損傷として借主負担となることがあります。

建物側に原因がある場合でも、放置によって被害を広げたかは別に確認されます。手入れや連絡の記録と点検結果を照合し、発生原因と被害が広がった経緯を分けて伝えます。

発生経緯・手入れ・連絡履歴を基に確認する

費用を請求されたら、対象箇所・補修範囲・作業内容が分かる明細を求めます。借主負担とする理由に加え、内装や設備の経過年数をどう考慮したかも確認します。

記録と説明に違いがあれば、該当する写真や連絡日を示して尋ねます。入居時からの変色と、その後に広がった範囲を区別し、説明の見直しが必要な箇所を伝えます。

次の住まいを探す際の確認には、内見でのカビ・シミ確認を参照してください。シミを見つけた場所や、募集側へ尋ねたいことを整理できます。

06スムトクの場合(できること・できないこと)

できること

  • 来店せずに相談から契約までオンラインで進められます。物件によっては現地立会いや管理会社での契約が必要です。
  • 宅地建物取引士が案内から契約まで担当します。
  • 気になる物件のURLをLINEで送っていただければ、取り扱えるかと空室を確認してご案内します。対応地域は東京・神奈川・千葉・埼玉で、担当は宅地建物取引士です。

できないこと

  • 図面や写真だけで部屋の良し悪しを断定すること
  • 結露やカビの原因や建物の欠陥を断定すること
  • 結露やカビによる退去費用の負担割合を保証すること

気になる物件のURLを送るだけでも大丈夫です

準備した内容で足りるかどうかは、申し込む前にLINEで確認できます。条件を送っていただければ、宅地建物取引士が必要なものを整理してお返しします。

LINEで相談を始める 相談だけでも構いません。対応エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉。仲介手数料は物件により最大0円(条件によります)。
このガイドについて
運営:株式会社Lincloud(東京都台東区台東1-15-4 米広第2ビル)。宅地建物取引業 東京都知事(1)第110374号/賃貸住宅管理業 国土交通大臣(01)第009552号。
提供範囲:東京・神奈川・千葉・埼玉の賃貸仲介。相談は10:00〜24:00・年中無休、来店不要、案内から契約まで宅地建物取引士が担当します。
相談先:公式LINE(サービスの説明は スムトクのページ、会社については 株式会社Lincloud)。
この記事について
通常損耗と管理上の注意を怠った損傷の区別、結露の放置による被害拡大の考え方は、国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参照しています。修繕と修繕が必要な場合の通知は「民法(e-Gov)」の規定に沿って説明しています。換気設備・家具配置の確認、手入れ・記録・相談の手順は実務上の提案で、法令が定める予防方法や効果を示すものではありません。物件ごとの条件は募集図面と契約書で異なります。実際の判断は担当者にご確認ください
夜24時まで受付
来店不要
LINEで相談を始める