内見で間取り図と違う?
現況優先でも確認すること
暮らしの必須条件に関わる違いは、回答を受けてから申込を判断します。この記事の範囲は内見から契約前までの図面と現地の相違確認で、採寸方法は扱いません。
- 結論
窓・収納・扉が図面と違ったら、対象住戸の資料かを確認します。生活に必要な条件を満たすかは、現在の仕様と変更予定の回答を受けて判断します。
- 準備
図面の該当箇所と現地の写真を対応させ、相違点をメモに残します。募集情報の訂正を依頼し、回答者・回答日とともに保存します。
- 確定しないこと
「現況優先」と書かれていても、相違点は担当者に質問します。表示だけで責任や契約の効力を決めず、引渡し時にどの状態になるか説明を求めます。
01図面と違うと気づいたら、最初に何を確認する?

建物名・号室が内見中の住戸と合っているか確かめる
手元の図面にある建物名・所在地・号室を、案内された住戸と照合します。同じ建物でも間取りが違う可能性があるため、建物名だけで確認を終えません。
号室の記載がない図面なら、どの住戸を表す資料かを担当者に尋ねます。内見している部屋と申込対象の部屋が同じかも、その場で確かめておきます。
別住戸の参考図や改修前の図面ではないか尋ねる
収納の位置が違う場合は、別タイプや左右反転の参考図ではないかを聞きます。対象住戸の図面でも、改修前の内容が残っていないか確認します。
「参考図です」と説明された場合も、現在の住戸を示す資料があるか尋ねます。図面の作成日や更新日が分からなければ、いつの状態を示すか照会してもらいます。
記号の意味を取り違えていないかは、間取り図の略語と読み方で整理できます。意味が分からない線や記号は、窓や収納と決めつけず担当者に確認します。
内見に使った図面や募集ページも保存しておきます。訂正版を受け取ったあとに、どの表示がどう変わったかを見比べるための控えになります。
02窓・収納・扉の違いは、どう記録して伝える?

図面の該当箇所と現地の写真を対応させる
撮影してよいか確認し、相違のある場所と周囲の位置関係を写真に残します。接写だけでは場所が分かりにくいため、部屋の入口や隣の壁も含めて撮ります。
図面の該当箇所を丸で囲み、対応する写真と同じ目印を付けます。「玄関から見て奥の壁」などの説明を添えると、現地にいない確認先にも伝わります。
相違点と生活への影響をメモに残す
記録表には、図面の表示と現地で見た状態を別々に書きます。暮らしで困る点も添え、担当者への質問と、その後に受けた回答を別欄に残します。
| 図面の表示 | 現地の状態 | 生活への影響の記入例 |
|---|---|---|
| 寝室の側面に窓がある | 該当する壁に窓が見当たらない | 窓を開けて換気したい |
| 廊下に収納がある | 図面の位置が壁になっている | 掃除機をしまう場所が必要 |
| 居室の入口に扉がある | 枠はあるが扉が付いていない | 仕事中に部屋を閉めたい |
生活への影響は、自分がその部屋で予定している使い方に置き換えます。「収納が足りない」なら、しまう物と、室内に収納家具を置けるかを書き添えます。
現在の仕様と変更予定を分けて質問する
今の状態がそのまま引渡し時の仕様なのか、工事途中なのかを分けて聞きます。現地で扉が外されていても、元に戻す予定があるとは推測しません。
- 窓:「図面のこの位置に窓がありません。現在の仕様と、図面を訂正する箇所を教えてください。」
- 収納:「この収納は撤去済みですか。別の場所の収納や、新たに設置する予定はありますか。」
- 扉:「今は扉がありません。この状態での引渡しですか。それとも設置予定がありますか。」
03「現況優先」とあれば、そのまま申し込んでよい?

表示の意味と今回の相違への説明を確認する
「現況優先」と書かれていたら、今回の相違をどう扱う趣旨なのか尋ねます。「図面を訂正するのか、現地を図面どおりに変更するのか」と聞くと具体的です。
「現況優先なのでこのままです」と答えられたら、写真の状態で引き渡すのか確かめます。変更を希望する箇所があれば、貸主に相談できるかも聞いておきます。
必須条件に関わる違いは回答を受けて判断する
扉で仕切れる寝室が必要なら、扉のない状態で生活できるかを考えます。部屋数の表示が希望どおりでも、必要な使い方ができるとは限りません。
窓の位置が違う場合は、使う予定の部屋で明るさや窓の開閉を確かめます。窓での換気が必要なら、開けられる窓がどこにあるかを担当者と確認します。
収納の位置を受け入れられても、家具が置けるかは別に確認します。寸法の確認は内見の採寸と家具配置を使い、仕様の確認と合わせて判断します。
扉の設置などの予定は内容と時期を確かめる
「扉は付く予定です」という回答なら、設置する場所・仕様・完了時期を聞きます。貸主や管理会社に確認済みの予定なのか、これから相談する段階なのかも分けます。
入居までの設置が条件なら、その希望を明確に伝えます。完了後の確認方法と、間に合わない場合の対応も尋ね、回答を受けて申し込むか判断します。
04担当者には、どんな回答や訂正資料を求める?

募集情報の訂正と対象住戸の図面を依頼する
相違箇所をまとめて送り、募集図面や募集ページの訂正を依頼します。訂正版には対象住戸の建物名・号室が分かる形で記載してもらうと、別資料との混同を防げます。
すぐに訂正図面を用意できない場合は、元の図面への追記や文章での説明を求めます。仕様を確認できていない箇所は、確認中と分かる形で回答してもらいます。
依頼例:「添付図面と写真の箇所について、対象住戸の現在の仕様をご確認ください。募集情報の訂正と、変更工事の有無・内容・時期が分かる回答をお願いします。」
回答者・回答日・変更予定を保存する
メールなどの回答は、添付資料と一緒に保存します。誰がいつ答えたかに加え、貸主や管理会社への確認結果なのか、担当者の見立てなのかも確認します。
電話で回答を受けたときは、聞いた内容を文章にして担当者へ送り、認識が合うか確かめます。「確認中」とされた項目は、回答予定日も聞いておきます。
後日回答が変わった場合は、変更箇所と理由を尋ね、訂正した回答を受け取ります。過去の回答も残し、最新の資料には受取日を付けて区別します。
05契約前には、何と照合して判断する?

訂正図面・回答と契約書の住戸情報や設備欄を照合する
契約書の建物名・住戸番号・間取り・設備欄を、訂正図面や回答と見比べます。国土交通省の賃貸住宅標準契約書にも、これらを確認できる頭書があります。
標準契約書の使用は義務ではなく、実際の書式は異なります。窓・収納・扉の説明が見当たらない場合は、どの資料で引渡し時の仕様を確認できるか尋ねます。
重要事項説明で未解決の相違を質問する
宅地建物取引業法第35条は、宅建業者による契約前の重要事項説明を定めています。内見時の未解決事項は、写真と記録表を示して、説明する宅地建物取引士に質問します。
重要事項説明書に相違箇所の記載がなくても、質問したい点はその場で伝えます。図面との違いだけで法令違反と決めず、対象住戸の仕様について説明を求めます。
条件に納得できなければ判断を保留する
工事を条件に契約するなら、貸主との合意内容が契約書や添付資料に反映されているか確認します。工事内容・完了時期・遅れた場合の対応に食い違いがあれば、修正を依頼します。
必須条件について回答や合意が得られなければ、契約の判断を保留すると伝えます。回答を待つ間も部屋を確保できるとは限らないため、募集状況を担当者に確認します。
住戸の条件に納得できたら、申込前のお金と契約条件の確認で費用や入居時期も照合します。申込後に変更があった場合は、契約前に最新の条件を確認します。
06スムトクの場合(できること・できないこと)
できること
- 来店せずに相談から契約までオンラインで進められます。物件によっては現地立会いや管理会社での契約が必要です。
- 宅地建物取引士が案内から契約まで担当します。
- 気になる物件のURLをLINEで送っていただければ、取り扱えるかと空室を確認してご案内します。対応地域は東京・神奈川・千葉・埼玉で、担当は宅地建物取引士です。
できないこと
- 図面や写真だけで部屋の良し悪しを断定すること
- 現況優先の記載だけで責任や契約の効力を断定すること
- 貸主側による募集情報の訂正や変更工事の実施を保証すること
気になる物件のURLを送るだけでも大丈夫です
準備した内容で足りるかどうかは、申し込む前にLINEで確認できます。条件を送っていただければ、宅地建物取引士が必要なものを整理してお返しします。
LINEで相談を始める 相談だけでも構いません。対応エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉。仲介手数料は物件により最大0円(条件によります)。運営:株式会社Lincloud(東京都台東区台東1-15-4 米広第2ビル)。宅地建物取引業 東京都知事(1)第110374号/賃貸住宅管理業 国土交通大臣(01)第009552号。
提供範囲:東京・神奈川・千葉・埼玉の賃貸仲介。相談は10:00〜24:00・年中無休、来店不要、案内から契約まで宅地建物取引士が担当します。
相談先:公式LINE(サービスの説明は スムトクのページ、会社については 株式会社Lincloud)。
契約前の重要事項説明の制度は「宅地建物取引業法(e-Gov)」第35条を参照しています。住戸情報や設備の照合項目は、国土交通省「賃貸住宅標準契約書(平成30年3月版・連帯保証人型)」の頭書を参考にしています。標準契約書の使用は義務ではありません。写真・メモによる記録、訂正依頼、回答の保存は確認のための実務上の提案です。物件ごとの条件は募集図面と契約書で異なります。実際の判断は担当者にご確認ください